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水玉区切り

これが私の生きる道 〜好きを仕事に!を叶えた フリー管理栄養士かすみん&編み物作家ru-mama(るーまま)菅野香澄さん~

掲載日  2022年9月7日

執筆者  一般地域ライター

編み物作家と管理栄養士。
二刀流で活躍するための共通点は、どちらも「好き」という気持ち。
自分がやりたいことを自分がやりたい場所でやる、フリーランスという働き方を選んだ香澄さんにお話を伺いました。

菅野香澄 
青森県三沢市生まれ。大船渡市在住。
管理栄養士として青森県の病院で7年勤務。
夫の転勤により大船渡市へ。
フリーランスの管理栄養士かすみんとして、食育や腸活、発酵調味料を使っての料理教室をオンラインで開催。
編み物作家ru-mama(るーまま)としても販売活動をしている

きっかけは子育て

編み物作家になったきかっけは、実はシンプルでした。

「子どもが生まれて、編み物に出会い、子どものために帽子を編んでかぶせたら子どもがいつも以上にかわいく見えて♡」

これがきっかけで、今やハンドメイドサイトや販売委託、対面販売のイベントに参加するようになったというから驚きました。

ru-mamaが軌道に乗り始めたころ、お子さんの離乳食が始まりました。
すると、だんだん食育にも興味がわいてきました。
同じくらいのお子さんのいるママ達と話していて、食の悩みを抱えるママたちがたくさんいるのを知り、自分の知識でママ達の助けになりたい!自分のやりたいことをやりたい場所でやろう!と思いフリーランスの管理栄養士としての活動を開始しました。

初めからうまくいっていたわけではなく、心が折れることも度々ありました。
料理教室で集客しても人が集まらない、値段が高いとも言われることも。
そんなときの香澄さんの切り替え方法は、旦那さんに愚痴を聞いてもらったり、思うこと、嫌なこと、悲しかったことを紙に気持ちを書き出すこと。
そうすることで、新しい考えが浮かんできて、気持ちを整理することができるそうです。

「昔から自分でやりたいと思ったことはやってみて、ダメだったらそこで考えるという性格なので、誰よりも失敗してると思います。失敗があったからこそ成功があるのかなぁと思って!
その失敗の中で浮かんできた考えをまとめて、自分がやりたいことのほかに、お客さんはどんな帽子が欲しいのかな?どんな情報が欲しいのかな?とか、自分目線じゃなくて、相手目線で見れるようになりました。
それを踏まえて、どんどんいろんな可能性を広げて来たかなって感じです。」

出店するイベントは全部自分で探す。
フリー管理栄養士の仕事も、名刺やチラシを作り行く先々に置いて回った。
SNSでの発信も毎日欠かさず継続している。
とにかくがむしゃらに宣伝活動をつづけた。
そのおかげか、イベントにはリピーターさんや、Instagramを見てきました!という方が来場客の半数以上に。
コロナ禍で対面のイベントや料理教室ができなくなると、オンラインで料理教室を開始。
今ではあっという間に満席。問い合わせもあり増席するほどになりました。

子育てをしながらも二刀流で頑張れる理由

単純に「好き」という気持ちのほかに、香澄さんは時間の使い方が大切だと語ります。

朝起きたらまず、1日の分刻みのスケジュールを紙に書いて把握。
そうすることで、スキマ時間を捻出し、編み物タイムを確保しています。
仕事も子育てもしっかり時間を分けて、子どもとの時間には編み物も携帯も触らないという徹底ぶり。
土日祝日は完全休業。
スケジュールがずれた場合は、土日祝日に入れるのではなく、朝早く起きてカバーする。
最近は発酵調味料を使用することでご飯を作る時間が短縮できているので、以前よりも自分時間を確保しています。

「譲れないものは、自分が満たされていることと、子どもとの時間。
私の中では自分がルンルン気分じゃないとまわりにも優しくできないなと思いました。自分の食べたいものを作る。そして家族がおいしいって言ってくれたらもっと嬉しくなる。
自分を満たすことによって人ってだれかにやさしくできると思います。」

ママという存在はなかなか「自分のために」をないがしろにされがちな気がしませんか?
けれど香澄さんはあえて自分が満たされることが一番大切だと語ります。

「子どもたちが帰ってきたら子どものための時間になるから、帰ってくるまでが勝負!(笑)」

目指すのは幸せの循環

「フリーになって一度も後悔したことがないし、とにかく楽しいというのが一番。家族の応援もあるし、どちらの仕事もすべて自分の子どもにつながることだと思うので、自分が楽しんでできているということが一番の原動力。
誰かが喜んでくれたりおいしいって言ってくれたり、かわいいって言ってくれるのが幸せ。
だから自分もやりたいと思えます。」

編み物作家とフリー管理栄養士、どちらかに絞ろうと考えても最終的に絞れないというほどどちらも好きで、楽しく仕事をしている香澄さん。
身近なママであり、栄養士であり、相談できる人。
自分の実体験を交えた食育や、ママのための食育などもこれからは開催していきたいと語ります。

フリーランスで続けられている理由は自分のやりたいことを仕事にできたこと、ママとして子どもへの愛情からだと筆者は思います。

そんな香澄さんは、フリーランスとして働きたい方のサポートも始めます。

「やりたいと思ったことをやる前からあきらめないこと。
やらないよりはやって後悔したほうがいいと思うので、頭の中で考えても答えは出ない。
もやもやして動けないんだったらもやもやのまま突き進んでほしい!
大事なことは、経験している人、成功している人、プロからの話を聞くことです。」

みなさんも「好き」に向かって一歩踏み出してみませんか?

取材・文/國保知美