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水玉区切り

私のこと嫌い?

掲載日  2021年5月7日

執筆者  kana

こんにちは!住田町在住、元気な男の子のママ、ちゃむです
そう、それは彼と出会って7ヶ月のことです。
日中は私といつも通り過ごすのに、夕方ババ(義母)が仕事から帰ってくると彼はババにべったり。
まるでその目は「キミじゃなくてババがいいんだ」と言っているよう。そんな日が続きました。
※ババの膝の上でやんちゃに遊ぶ息子
はい、息子のことです。これがまぁ、ショックで。
私はねぇ!
自分のことは後回しであなたや家族のことばかり。
始まったばかりのあなたのお食事だって頑張っているわ。
夜もまともに寝ずにあなたに尽くしているのに。
こんなにやっているのに。こんなに大事にしているのに。

 

なんで!?
とまぁ、失恋でもしそうな「ザ・めんどくさいオンナ」状態のママです。
しまいには「ママでごめんね」などと卑屈なことを言ってしまう始末。
心は黒くモヤがかかり、沈んでいく。
ババには嫉妬している。
産まれた瞬間から彼の人生は始まっていて、私の私物ではないのに。
誰が好きだろうと息子の自由なのに。
情けない、恥ずかしい、子供みたい……母親なのに。

 

家事に手を取られているのがいけなかったのか?
遊ぶ時間がたりなかったのか?
愛情が伝わってないのか?
失恋オンナモードは深くなるばかりです。

 

思い悩んだ末、藁にもすがる思いでオンライン相談できる小児科の先生に聞きました。(占いにすがりつく失恋オンナ)
「赤ちゃんがママを嫌いとか、いらないと思っていることは絶対にありませんよ」
もうこの時点で、涙が。

 

1つの原因としては、母親は我が子に全責任があり子育て中は必死であること。それに比べおばあちゃんは過去に子育て経験があり、責任がないのでゆったりと子供と向き合えること。その差が出ているのかもしれないとのこと。

 

そうか、そうだったのね。思い返せば毎日、鬼の形相だったかもしれません。
授乳だ離乳食。洗濯に家族のご飯。掃除やお風呂……家族は仕事から帰ってまったりしているのに、自分だけ24時間、分刻みのスケジュール。
そりゃ、余裕なくなります(笑)

 

先生は最後にこう仰いました。
「お子さんは自分のことを大好きなお母さんとしての姿も、お嫁さんとして家族のために頑張っている姿も、奥さんとして旦那さんとの夫婦をしている姿も全て見ています。
今はまだ赤ちゃんなので、なんとなくしか感じていないかもしれませんが、お母さんが一人多役こなしていることはしっかりと感じ取っていると思いますよ。」

 

涙はとまらず、一気に心のモヤモヤが安堵感へ変わっていきました。
わかってくれているのかな?

 

そこから気を取り直して生活すると、2ヵ月ほどで後追いが始まり、今では立派に「ママ、ママ!」となっています(ヤッタ!)
なーんだ。
あんなに悩む必要なかったじゃん。(失恋オンナモード終わり)

 

きっとこれからも、ママ以外の誰かがいい!となる時はくると思いますが、その度にこの先生の言葉を思い出して、自信をもって見守ろうと思います。
きっと、安心できる存在が多い方が息子にとって良いだろうしね。
それが、いつか独り立ちする息子のステップなのだから。

 

※私にも懐いてくれて安堵の顔。

ライター

kana

住田町在住、1才男児のママ。オシャレ、アクセ作り、裁縫、読書、子供のオモチャ作り……とにかく多趣味です。実はバイクも好きで、1人で三重県鈴鹿市までレース観戦に行くほど。自動二輪免許も持っていますが運転は苦手です。