子どもが育つとは
掲載日 2021年4月1日
執筆者 一般地域ライター
どうも、20代の頃に保育士を6年半やっていて、現在託児屋さんを細々とやっている大ちゃんです。
ちょっと今回は『子どもが育つ』ということについて、私の考えを書きたいと思っております。
育児についてよく『子育て』と言われますが、私はこの言葉があまり好きではありません。
どこか「子どもを育てないといけない」と感じるからです。
そんなことはなく、子どもは〝自ら育つ力〟を持っています。
逆に大人が関わりすぎることで、子どもが自ら育つことを阻害してしまうことだってあります。
転んだ時に、小脇を抱えて立たせてあげる行為。
これは自ら立つ経験を奪っています。
1日1回立たせてあげると、月30回も自分の手足で立つ機会が失われています。
何か欲しがってる時に、アクションを起こす前に先回りをして色々と与える行為。
これは自ら考えて言葉を発する機会を奪っています。
これを繰り返して、幼児になった頃に「自分で考えなさい」「ちゃんと言葉で伝えなさい」は酷ですよね。
ただ、だからと言って放任するという意味ではありません。
大人は「子どもが自ら育つ環境を整えないといけない」と思っています。
育児は楽しいものであってほしいなと思っていますし(辛いこともありますが)、
育っていくことで表れる育ちは、子どもが小さい頃の環境によって表れることもあります。